燃焼ボイラーとは ~概要と特長~
近年、脱炭素社会に向けた取組みとして、ボイラーの電化を検討をされているお客様が多くみられます。しかし、ボイラーには、熱源が燃料・ガスの『燃焼ボイラー』と熱源が電気の『電気ボイラー』があり、それぞれに特長があります。
導入検討するにあたっては、それぞれの特長とメリット・デメリットを理解したうえで、用途にあったボイラーを選定することが大切です。
本記事では『燃焼ボイラー』についての特長をまとめました。「燃焼ボイラーとは何か?」「燃焼ボイラーにはどんな特長があるのか?」などについてご紹介します。
> 電気ボイラーの概要はこちらをご確認ください。
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燃焼ボイラーとは
一般に、重油やガス等の燃料を燃焼して得られる高温の燃焼ガスによって容器内の水を加熱し、蒸気または温水を作る装置のことを言います。火炉(燃焼室)・ボイラー本体(熱交換器)・付属品・付属装置などから構成されています。
燃焼ボイラーの代表的な種類
燃焼ボイラーの代表的な種類として「ガス焚ボイラー」と「油焚ボイラー」があります。
燃焼ボイラーの特長
- 燃焼ボイラーは多量の蒸気生成が可能(簡易ボイラーでも最大1,000kg/h程度の蒸気を生成)
- 同規模の電気ボイラーと比べ、燃焼ボイラーはイニシャル費用・ランニング(燃料)費用が低い
- 大型ボイラーの場合、電気ボイラーに比べ小スペースで設置可能
- ガス焚ボイラーの場合
- 使用時の手間少ない
- 負荷率に関係なく高効率
- 都市ガス使用の場合、付帯設備が少くまた高効率燃焼で排ガスがクリーン
- 油焚ボイラーの場合
- バーナー清掃、起動・停止時の時間、排ガス処理、配管メンテナンス等の手間が多い
- 低負荷時の効率が悪い
- 重油・LPG(危険物) 保管スペース・管理負担・付帯設備費が大きい
燃焼ボイラーのまとめ
- 燃焼ボイラーとは、一般に重油やガス等の燃料を燃焼して、蒸気または温水を作る装置である。
- 燃焼ボイラーの特長には「多量な蒸気の生成が可能」「イニシャル費用・ランニング費用が低い」等といったメリットがる反面、機器の起動・停止、メンテナンス等の負荷が高いといったデメリットがある。
- 燃焼ボイラーには「ガス焚ボイラー」と「油焚ボイラー」があり、それぞれにおいてもメリット・デメリットも変わる。
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