電気ボイラー・電気ヒーターで実現する「脱・炭素社会」
一カ所のボイラー室から各工場・プロセスに蒸気を供給する場合、燃焼ロス・配管ロス・ドレンロスにより、蒸気の有効利用率は平均54%と言われています。また、そもそも熱源は蒸気でなければいけないのか?別の方法があるのではないか?など、本記事では、これからの脱・炭素社会に向け、熱エネルギーを有効利用するための方法をご紹介します。
ダウンロード資料『ボイラーの基礎知識』
ボイラーの導入を検討されている企業様向けの資料を作成です。
ダウンロードいただき、お客様の課題解決にご活用ください。
従来の「集中型」ボイラーの実情・問題点
集中型ボイラーの蒸気の有効利用率は平均54%
一カ所のボイラー室から各工場・プロセスに蒸気を供給する従来の『集中型』の場合、下図の実測データの通り、燃焼ロス・配管ロス・ドレンロスにより蒸気の有効利用率は平均54%と言われています。また、配管が長い工場等の施設の場合は、投入したエネルギーの3割程度しか利用されていないこともあります。
そのため、必要とする2倍以上の規模の燃焼式ボイラーを使用していることがあります。
ポイント:集中型ボイラーの蒸気ロスの改善
この蒸気ロスは、各工場・プロセスに小型の電気式ボイラーを分散配置をすることでエネルギー消費量を半分にすることも可能です。
これからのボイラーの運用形態
従来の『集中型』ボイラー設置を『分散型』にすることで、蒸気ロスを最小限に抑えた効率的な運用を実現します。
ポイント:分散型ボイラーのメリット
『分散型』でボイラーを設置することで、次のメリットがあります。
- 蒸気移送時の配管での蒸気ロスを削減
- ワークポイント毎に最適な条件(圧力)で供給
- ワークポイントの稼働状況に応じた機器運用が可能
ボイラーから別エネルギーへの転換の考え方
そもそも、そのプロセスで使用している熱源は、本当に蒸気でなくてはならないのか?
ここでは、熱源をボイラーから別のエネルギーへ転換についてご紹介します。
ボイラーから電気ヒーターへの転換事例
ボイラーから電気ヒーターへの転換結果
まとめ
- ボイラーの設置方法を見直すことで、蒸気レス・蒸気配管レスに貢献
- 燃焼系から電化を進め、CO2フリー電力を使用することでカーボンニュートラルを達成
- ボイラーから別の熱エネルギーへ転換することで、より効率的なプロセスを実現
無料ダウンロード資料「電気ボイラー・電気ヒーターで実現する脱炭素社会」
脱炭素に向けた工場の蒸気供給の仕組みについて、印刷用の資料としてご用意しました。ぜひご活用ください。
・蒸気を有効利用するための方法
・蒸気移送時の配管での蒸気ロス削減
・ワークポイント毎に最適な条件(圧力)で供給)
・ワークポイントの稼働状況に応じた機器運用
無料ダウンロード資料「蒸気の基礎知識」
蒸気の基礎知識の内容を印刷用の資料としてご用意しました。ぜひご活用ください。
・蒸気とは?
・蒸気の用途
・飽和蒸気・過熱蒸気
・潜熱について
・蒸気の質とは
日本電熱のボイラー製品のご案内
高い要求に対し経験と技術で最適なボイラーを提案します。様々な問題点に対して取り扱う製品を基に既製品にはないオーダーメイドの製品も制作することが可能です。